札幌市中央区の当事務所では、札幌を中心に会社設立業務に取り組んでいます。札幌・札幌近郊で会社設立のご相談をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。札幌の専門家があなたの力になります。

会社設立といえば、専門家に依頼するのが一般的ですが、自分自身で手続きを進める方もいらっしゃいます。ここでは、自分で会社設立を行いたい方のために、会社設立手続きの流れについて、札幌の会社設立専門家が解説します。札幌の方も札幌以外の方も参考にしてください。

会社設立の流れの概要は次のとおりです。

以下において、ひとつずつ解説します。

まずは定款を作成します。定款とは、会社の根本規則のことであり、「会社の憲法」とも言われます。

定款には絶対的記載事項というものがあり、「商号、目的、本店所在地、設立に際して出資される財産の価額またはその最低額、発起人の氏名又は名称及び住所」です。また、「発行可能株式総数」も事実上は定款の絶対的記載事項だといえます。

会社設立をご希望の方ご自身で定款を作成する場合は、インターネット等で雛形を入手し、雛形に必要事項を埋めていくとよいでしょう。完成したら、定款の作成の仕方について解説した手引書などと照らし合わせて、内容に問題がないか確認すればよいのです。

定款を作成した後は、公証役場で定款の認証を受けなければなりません。公証人という人のお墨付きをもらい、世の中にとって望ましくない会社の出現を阻止するのが定款の認証だと思ってください。

公証役場にアポイントなしに出向き、「会社設立のために定款を作成したので認証してください」と言っても公証役場は困ってしまいます。定款の内容を確認するのに相当の時間がかかるためです。

そこで認証を受ける前段階として、定款文案の事前チェックを公証役場にお願いするのが一般的な取り扱いです。この取り扱いは、札幌はもちろんですが札幌以外の公証役場においても同様の取り扱いがなされます（事前チェックの段階では費用はかかりません）。

事前チェックにおいて公証人のOKが出れば、いよいよ認証の段階です。認証は実際に公証人と対面して行う方法以外にも、テレビ電話で認証を進めてもらうことも可能です。テレビ電話であれば定款認証後のデータをダウンロードで取得することもでき、対面方式よりも便利であることは事実です。

定款認証までは会社の印鑑がなくても進めることが可能ですが、認証後においては会社の印鑑が必要になります。

必要になる印鑑は、会社のいわゆる「実印」です。会社の実印にできる印鑑には所定のサイズがありますが、印鑑屋さんに印鑑の発注をする際に「会社の実印として登録する印鑑を作成したい」と伝えれば、所定のサイズ内で作成してもらうことができます。また、会社の実印以外に銀行登録印や社判（ゴム印）も一緒に作成するとよいでしょう。

会社の実印ができたら、法務局に提出する書類を作成し、押印を進めます。必要書類として作成しなければならない書類は「株式会社設立の必要書類」を参考にしてください。

会社の実印で押印しなければならない書類だけでなく、取締役の個人実印で押印しなければならない書類もあります。間違えないように押印してください。

書類への押印が終われば、会社設立の登記申請をします。会社の本店所在地を管轄する法務局にて、登記書類を提出するのです。

会社登記は、通常であれば書類提出から登記完了まで1週間から2週間程度かかりますが、設立登記はそれよりも早く完了することが一般的です。一日も早く会社を設立してビジネスを始められるように、法務局も配慮してくれているのです。

会社設立の大まかな流れは以上です。会社設立をご自身で行うことはできなくはありませんが、専門家に任せようと思うのなら、札幌市中央区の当事務所にお気軽にお問い合わせください。会社設立について豊富な経験がございます。

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